「せせらぎを行く」 鈴木裕子

講評 : 土田 ヒロミ

 小川の草叢に見え隠れする鴨を追っかけて小川を行く。覗き窓のようぽっかり空いた隙間から鴨はせわしげない。花などがレンズを覆っていたのだろう。それがフイルター効果で寓話の世界に。偶然を選択した大胆さがいい。