「晩秋」 沼津市内
神尾 一 2024年11月26日 撮影
■撮影者コメント
今年の紅葉は、天候不順による影響か何時もよりも一か月程色づきが遅れて居たが、やっと見ごろを迎えた様なので、数年振りに御殿場方面へ撮影に出掛けた。200m四方位の狭い場所ではあるが、日当たりも良く、起伏に富んでいるのでお気に入りの場所である。しかし此処も御多分に漏れず、インバウンドが多い様で、C国やV国の観光客が多い。暫く待って、騒がしい集団が去った後、撮影場所を探していたら若い外国人のカップルが富士山と、紅葉の美しさに何やら感激した様子で近づいてきた。どこから来たか尋ねたら、前回(11月18日)の筆者の投稿と同じくイタリアからだと言う。前回のカップルはベニスからだったと思うが、今回のカップルはローマからだと言う。晩秋と言う言葉の響きは、西行の歌にもある様に、我々日本人にはうら悲しい印象を与えるが、陽光燦々たるローマからの旅人には、雪をかぶった富士山と、色取り取りの葉の形や、木々の形が美しいと感じるのであろう。