「光と影」 市川 恵美
選評 : 全日写連関東本部委員 横田 正大
具象的、じっと見つめていると、僧侶のようにも見えました。左は太った尼さんでしょうか。さらにペンギンの行進?手をつなぐオバケ?ちょっと飛躍してガスコンロの炎、などとイメージが脹らんできました。また、心象風景として黒とグレーを基調にした波形を見ていると「ドキドキした気持ちなど不安定な気分にもなります。
実風景を巧みなフレーミングで見事に抽象化しています。 身近な生活の場から写真の素材を引き出す作業は一見簡単なようですが作者の観察力と巧みな技が光ります。
「光と影」 市川 恵美