Web写真展「静岡の今」<主催:全日写連県本部・朝日新聞静岡総局>

私たちの写真で、

  「静岡の今」を、記録・表現しませんか。

全日写連静岡県本部設立から60年(創立1955年)。時代が変わり、社会が変わり、そして私たちもまた変わっていきます。今から35年前に出版(1981年)された写真集『静岡の四季』(図書刊行会)の編集に当たった木村仲久氏(県本部委員長1985年~1995年)はその「あとがき」の中で次のように述べています。

「県内各地の多数のアマチュア写真家から写真を集め、編集したものですが、その多くの目で静岡の各地の風物を捉えているだけに、一人の写真家では到底とらえることのできない、バラエティに富んだ写真集となりました。ここにあるすべての写真は、昭和五十年代はじめに写され、十年、二十年後に、静岡県のアルバムとして、その記録の価値が増してくるものと考えております。(後略)」

私たちが写真に取り組むのは、自己表現のツールの一つとして「写真」を選んだということもありますが、それは結果として「その時」を記録することにつながっていきます。写真の素晴らしさは、その表現が記録として、また時代を映す鏡として、自己と時代とを見つめなおす目を私たちに与えてくれるところにあると思います。

今、時代は平成20年代も後半に差しかかるわけですが、ここで、私たち県本部のホームページに県下の全日写連会員のみなさんの写真を集め、「静岡の今」を表現、記録していければと考えました。それは、「今」を写真に写しそして遺し、「今」という時代を共に考える貴重な財産となってくれることと、期待しています。

(静岡県本部委員長 中村明弘)
<応募について>
■応募できる人
静岡県内の全日写連会員(支部所属会員、個人会員)。
■募集期間(常時募集)
全日写連静岡県本部ホームページ「ギャラリー」の中に新コーナー「静岡の今」を設置し、常時募集する。
■作品について
(1)静岡県内に被写体を求めたカラーやモノクロの単写真。
(2)「どこかに『今』が見えてくる」もの。写真のどこかに「今らしさ」「現代らしさ」を表現したもの。今に暮らす人々やその風景(街、催事、祭り、里山、川、海辺、その他)。
(3)合成加工など事実を変形する画像加工をした写真は受け付けない。
(4)お送りいただいた作品は、その都度掲載していきますが、肖像権、その他、掲載に当たって問題のありそうなものは作者と相談の上掲載の可否を決めさせていただきま  す。また、上記(1)(2)に当てはまらないものは、作者と相談の上、別な作品などを出していただく。
(5)県本部主催の県写真展、大撮影会などに入賞したもの、支部優秀作品としてHPに掲載されたものなども応募できる。また逆に、HPに掲載されたものも県写真展に応募でき   ます。しかし、全日写連以外のコンテストに入賞した作品は応募できない。
(6)このHPに掲載された作品は全日写連関係のコンテスト(全日本写真展、モノクロコンテスト、祭りコンテストなど)にも応募できる。
(7)作品には、「題名」「撮影年月日」「撮影地」「撮影者名」を添付。これだけのデータが写真と共に掲載されます。(作品についてのコメントや、フォトエッセイなども歓 迎します。自由にお書きください。それも掲載することができます。)その他、ご住所、電話番号などもお知らせください。
(8)一人、何枚でも応募できるが、同一題材については一枚掲載とする。同じ題材でも撮影者が違えば、もちろん掲載される。(撮影者が異なれば、例えば、同じ催事の写真でも、何枚でも掲載されことになる。)

掲載作品は、今後、県本部のいろいろな機会に利用させていただくことがあります。データ等、各自保管してください。作品の著作権はもちろん作者にあります。できれば、写真展『静岡の今』なども開きたいと考えています。

■作品の送り先、送り方等
<送り先>: 中村明弘 住所:〒420-0961 静岡市葵区北3-38-36
      電話・ファックス 054-247-2515
・郵送の場合:2L~A4、四つ切。(作品の返却はしません。)
メールに添付の場合のメールアドレス: kagebosi-akihiro@kki.biglobe.ne.j

・写真のデータ量は1MB前後でお願いします。
・作品とともに掲載する撮影データ(画題・撮影地・撮影年月日・撮影者名)を作品に添付してください。コメント、ミニエッセイなど大歓迎です。応募票は後程紹介します。(応募票はなくても構いません。)
                    ※2021年4月から「静岡の今」の運営の仕方を少し変えています。

 

 

 

 

■『静岡の四季』より  「河原」 静岡市相淵 木村仲久