「旅の始点」 藤田 寛司

選評 : 全日写連総本部顧問 日橋 義雄

この組写はミュンヘン駅ということですが、一点一点、シンプルながら、この駅の雰囲気をよく捉えています。その結果、この駅のイメージが作品のうえで良くわかるのです。そして描写の良さ、つまり組写全体が落ち着いた色彩だから夕刻の風情が一層楽しめました。