「夏休み」 小林 一久

選評 : 日本写真家協会会員 松野 正雄

三角の帆が海に浮かんでいるように見えるカメラアングルや、透けた帽子のさわやかさと質感、小さな魚と大きなサメの対比で見せた形の面白さなど、それぞれ画面構成と登場人物をうまくまとめています。さわやかな夏の心地いい雰囲気が感じられます。全体のイメージが統一されているところが生きています。タイトル通り夏休みの一日の楽しさが伝わってくる作品です。