■報告 2016年度関東本部総会

 

 2016年度の全日写連関東本部総会が開かれました。私たち静岡県本部からは、関東本部委員の薩川高宏、山本敦美の両氏中村明弘が、そして関東本部副委員の横井守、山田康、鈴木文雄、加藤利光、南波進、藤田寛司の6氏、総勢9名が参加しました。

   日時 2016526日(木) 午後120

   場所 朝日新聞社新館15階レセプションルーム

会議の冒頭、新任の関東本部長大野明氏は挨拶の中で、動画が広がりつつある中、あらためて「一枚写真の美しさ」「動画を超える強さ」を再認識していると話されました。

会議では、今年度新任の関東本部委員、同副委員に委嘱状が直接渡されました。

そして、先年度の事業報告、決算報告、監査報告の承認に続いて、今年度の事業計画、予算案が承認されました。

総会終了後の「記念講演」

写真家宮崎学氏の「イマドキの野生動物」は大変感動的なお話でした。宮崎氏は自らを「自然界の報道写真家」と名付け、「動物社会を通して人間社会が見られないものか」と、様々な撮影技術を考案、駆使して自然界(人間社会も含めて)の中での動物たちの実態を撮影されてきました。そこには、通常の「自然と動物」など言う概念を打ち破ってしまうような驚くべき動物写真が生まれています。沢山の著書(写真集)もありますからご覧になった方もいらっしゃることでしょう。

  「くさらない写真を」・・・・「何十年後かにその写真が意味を持ってくる写真を」・・・「今を見ていく写真を!」。そんな言葉もメモに記録してありました。何か「静岡の今」ともつながるものを感じたのは、きっと私ばかりではなかったと思います。

講演をお聴きした後、「よかったねえ、感動したなあ。」と、何人かで盛り上がりました。

県下の会員のみなさんにも、宮崎学さんのこうしたお話を聴ける機会を作りたいものだと、強く思いました。(県本部 中村明弘)

 講演される 宮崎学氏 (撮影:中村明弘)

開会を待つ委員諸氏 画面左奥に静岡の仲間