第61回静岡県写真展終了に寄せて

ここからのスタートを!

        県本部委員長 中村明弘

●お彼岸の写真展

秋分の日(23日)をはさんで、ちょうどお彼岸の写真展となりました。約700名の来場者を迎え、無事終了することができましたこと、関係者のみなさんに厚く御礼申し上げます。

会場としてマリナートギャラリーの利用も今年で3年目。JR清水駅から直通徒歩5分、駐車場が隣にあること、会場が新しく、また、適度な広さであること、そして準備する側としても、搬入搬出が「うそのように」簡単であること、照明も特別なライトを天井に取り付けなくとも十分な採光が得られるなどなどから、多くの方からおおむね好評をいただいています。(グランシップでは天井が高くて、このライトを取り付けるのに毎回苦労しましたね。何人もの方にこの「危険な作業」に携わっていただきました。思い出します。)

●写真展をなぜ?

台風や長雨など、天気にはあまり恵まれなかったのですが、県下の会員、個人会員、一般の方等、約70名の方が展示会場づくりに集まってくださいましたし、芳名帳を見ると、遠くは堺市からという方もいらっしゃいました。

また、「全日写連への入会を考えてこの県展に足を運んだ」という御前崎市の若者二人ともお会いできたことは大きな喜びでした。

一方、応募者0、という支部がいくつかありました。支部の事情もあることは承知しているつもりですが、県本部会員がみんなで創る一番大きな事業である「静岡県写真展」です。少し残念なことでした。

今回、「静岡県写真展」は61回目を無事終了できましたが、これまで常に順調に来たわけではありません。開催が危ぶまれることもあったと聞きます。そういうときに、何とか続けて行こうと、多くの先輩のみなさんが苦労されたことを忘れてはならないと思います。

写真展公募の仕方、写真展の宣伝、展示会場、展示の仕方等々も含め、これからの「静岡県写真展」の在り方について、会員のみなさんの活発なご意見を大いに聞かせていただきたいと思います。

 

●全日写連の目的と静岡県写真展と・・・

「写真文化の発展と、会員相互の親睦をはかり、写真を通じて社会に貢献すること」。それが全日写連の目的(連盟規約第7条)です。それを考えると、この「静岡県写真展」開催の意義が見えてくるような気がします。

今回の第61回静岡県写真展を70回、80回への新たなスタートとして、これからもみなさんと共に、真摯な歩みを続けて行くことができればと願っています。ご協力、ありがとうございました。

会場風景 最終日は続々と・・

表彰式が始まる