「ばあちゃんの説明」 梅原 邦隆

選評 : 全日写連総本部理事 林 喜一

とてもすばらしい。洗い場に沈んでいるのは何かと見ると鹿の角。なんでこんなところにあるのだろう。それを指さしている頬かむりのおばあちゃんがいて、左手に新鮮な菜っ葉を持っている。そこに上から水が落ちているという状況である。見せたいのは指の先の白い鹿の角と持っている菜っ葉。顔はやや暗めでもよい。また、落ちている水を丁寧に出したいことと、後ろの道の白いところの粒々や、落ちている1枚の菜っ葉にも神経を使ってプリントするとさらに良くなる。

「ばあちゃんの説明」  梅原 邦隆