TWIN善太郎・ヒロミTWIN 二人展
2017.1.30(月)~2.12(日)
アートギャラリー石
(東京都中央区銀座1-9-8 奥野ビル206号)
会員のみなさんよくご存知の土田ヒロミ氏が、双子のお兄さんと一緒に「二人展」を開きます。全日写連の県本部の会員のみなさんにもご紹介くださいと、DMはがきを頂きました。
土田善太郎(兄・七宝焼)、土田ヒロミ(弟・写真)・・・・、という内容です。
「遊びのような作業ですが、自分自身の本質に痛くかかわるものです。」と土田氏のメモがありました。
(そこで、関連するかも知れませんので、ご参考までに、土田氏が以前書かれたものから少し抜粋してみます。)
◆「双子の美術史」(土田ヒロミ) 『 is 』(ポーラ文化研究所/平成13年3月発行)より
・物心ついてから、私には、孤独感にさいなまれるという思いは、おおげさでなく一度もなかったのではないだろうか。本来的な楽天性からというより、双子、一卵性双生児であるところからつくられてきた気質ではないかと思っている。(中略)
いつでも身を置き換えることのできる我々は・・・実はこれは錯覚であるらしいのだが・・・不安に落ちた時、分身と交換することで回復していた。私は宏美であると同時に、善太郎、また、その逆。相互に入れ替われる分身である。二重底のように、二重の安全装置のように、我々は相互に依存しあう関係にあったといえる。(後略)
●土田氏の追究するテーマの一つに「CLONE(双子)」がありますが、それも、こうした写真家の「生」と深くかかわっているのでしょうね。こちらは1997年より撮影を開始。(2000年開催・静岡県本部主催/新春写真講座資料より) 未発表です。 (県本部・中村明弘)