「地震津波防災訓練」 沼津市内

神尾 一 2019年3月10日 撮影

■撮影者コメント

3月10日の朝8時から、沼津市の津波危険地区における防災訓練が実施された。市が作成したハザードマップに基づき津波の襲来が予想される地域での防災訓練で、東日本大震災以降新たに行われるようになったが、住民の参加率は5%程度と低調。自治会内の可搬ポンプ班による放水訓練も行われたが、実際に津波が襲来した場合、この様な訓練がどれほど有効かははなはだ疑問。まあ、避難場所の確認程度は意味が有るにせよ、人間が考えた前提条件でコンピューターに書かせたハザードマップが自然災害の前にどれほどの効果が有るのか?それよりも、その土地に伝えられる昔ながらの言い伝えを学び、いざと言う時の臨機応変な対応力、直観力を養っておいた方が遥かに有効だと思うのだが、この様な地域住民を駆り出させての避難訓練は、行政が責任逃れに毎年実施して居る様な気がしてならない。