「お婆ちゃんの生き甲斐」 加藤 利光
選評 : 全日写連関東本部委員 山本 敦美
吉原の祭りの一コマなのでしょうか、右奥には祭りに参加してこれから御輿を担ぐのか、あるいは終わって一休みしている所か、大勢の若者たちがたむろしています。そして、その人達へのお振る舞いなのか、お婆ちゃんが串に刺した焼き鳥を焦げすぎないように気を配りながら一所懸命に焼いています。また、このお婆ちゃんの表情も手つきも実にいいです。 それに、 首に駆けたタオルなどは、できすぎなくらい素晴らしいです。いい所をパッと見てその瞬間を作品にする所は、さすが加藤さんだと思います。
「お婆ちゃんの生き甲斐」 加藤 利光