「置き土産」 賀茂郡河津町

竹之内範明 2019年9月19日 撮影

■撮影者コメント

8日夜半、関東南部に上陸した台風15号は、都市部の交通網の混乱、千葉県を中心に停電、断水等大きな被害をもたらし、10日以上過ぎた今も被災地を苦しめている。ここ河津町でもコンクリート製の橋が崩落し、あちこちで小規模な浸水、屋根の損壊等の被害が発生した。

近くの河津浜に行ってみると、あたり一面膨大な量の流木で埋め尽くされ、中には重機でも動かすのに苦労するような大きな塊が打ち上げられていた。また、打ち寄せる波は、台風通過後10日以上経過してなお、分厚くたまったヘドロのような木くずを巻き込み黒々とした異様な姿になっていた。最近の自然災害にはますます不安感、恐怖感を感じさせれるところがある。