「紙芝居」 沼津市内

                   神尾 一   2019年12月 撮影

■撮影者コメント

買い物を頼まれて街に出掛けたら、商店街の一角に赤いサンタクロースの帽子をかぶった子供達が大勢集まって何かを待っている様子。暫く様子を見ていたら、赤い服を着たおじさんが現れ、太鼓を打ち鳴らして紙芝居を始めた。一枚一枚紙をめくって何やら講釈を述べていたが、一つの物語ではなくて、県内出身の画家の絵を見せている様で、我々が慣れ親しんだ紙芝居とはちと異なるが、それでも紙をめくって絵が変わるたびに子供達が歓声を上げて喜んでいた。何時の時代になっても、紙芝居は子供達にとっては、ひと時の“夢世界”の様だ。暮れの慌ただしさをしばし忘れて昔を懐かしんだ。