「菊川の里大橋」 島田市 菊川

      中村明弘  2020年10月24日 撮影

■撮影者コメント
 島田市菊川の静かな田園風景の中に巨大な橋ができかかっていてびっくりしました。家に帰ってから調べてみると、この橋は、島田市菊川と菊川市倉沢をつなげる道路新設工事のものでした。
 この道路が完成すると、新東名高速道路(島田金谷IC)から国道1号バイパスを経由して(倉沢IC)富士山空港へとつながります。(完成は令和6年を予定)
 写真のこの地は、江戸時代の「東海道」(金谷宿から日坂宿の間にある峠を越えて菊川宿に至る)が懐かしいその姿を遺しています。
 その里山風景を一変させるこの大きな橋の名前は「菊川の里大橋」。永い年月を経て引き継がれてきたこの風景の中に、ドスン、ドスンと大股で跨いで入り込み、そこに居座り続ける…。「里の大橋」などと名前もついて。
 やがて出来上がったこの橋の上を高速で車を飛ばす人たちに、この里の存在が伝わることはまずないでしょう。まあ、それはそれでいいのだろうけれども…。