「暮れる町角」   沼津市

    神尾 一   2021年1月6日 撮影

■撮影者コメント
 一か月ほど前から駅前商店街の一角に沢山の提灯が掲げられて日暮れと共に華やかに街角を照らすようになった。コロナに打ちひしがれた人々を励ます為か、はたまた、商店街の活性化の為か目的は分からないが、日没とともに沢山の色とりどりの提灯が、町角を照らす華やかさに、心が慰められる。居りよく参拝?を終えたおばあちゃんとお孫さんが通りかかったので慌ててシャッターを切った。この一角は今まで余り気にも留めなかったが、画面奥に少女のブロンズ像が置かれて居て、以前からその存在は知って居たが、今回近寄ってよくよく見ると何処かで見た様な気がして、作者名を見たら、なんと、横浜港?近くに有る、“赤い靴の女の子”と、同じ作家であった。暗澹たる今の世に、暫しの安らぎを与えてくれる優しい灯と、少女像であった。