「トンボとアメンボ」  勝又 暎子

選評 : 全日写連関東本部委員 江連 康晴

 とんぼの死骸でしょうか。それとも誤って落ちてしまったのでしょうか。見る人によっては感じ方が違いますが、私には誤って落ちたのかと思います。そこへアメンボが集まってきて、救いの手を差し伸べるといった救出のように見えました。「どうした!大丈夫か!しっかりしろ…」と声を掛け合っているように感じました。トンボの羽が虹色に輝き印象的です。そしてとんぼに集まってくるアメンボのバランスもいいですね。水面の波紋も落ちたばかりの状況を表しています。動きのあるバランスの整った物語性のある作品です。