「防災列島」  沼津市

    神尾 一  2021年10月7日 撮影

■撮影者コメント
 7月の熱海市伊豆山地区の土石流災害に始まり、この一週間日本各地で震度5クラスの地震発生が相次いでいる。ほぼ同じ国土面積のドイツと比べても日本の平地の面積は三分の一位とか。特に熱海の土石流災害の後、あちらこちらの新興住宅街近くの急斜面では、崖の壁面の防災工事が増えて居るように思える。この様な急斜面で、最近のゲリラ豪雨の様に、短時間で大量の雨水を含んだ山の土が崩落するのを、薄いコンクリート壁を吹き付けるだけで防げるのかは、はなはなだ疑問ではあるが、ザイル一本に身を託してこの様に危険な工事を進める職人さん達には頭が下がる。これも島国日本の宿命と諦めるしか有るまい。