「庭先花火」 沼津市 

   神尾 一  2022年7月22日 撮影

■撮影者コメント
 余りの猛暑続きに、セミの声も聞こえず、コロナ感染拡大で出歩く事もままならず、今年も異常な夏を迎えている。そんな中、3年振りにボストンの孫達が来日し、家の中だけはコロナ前の夏の雰囲気が漂っている。大人の心配をよそに、彼らが毎年3週間程通っていた沼津市内の小学校の友達と何回か会って、ガンプラ作りや町ブラに出掛けて居たが、ある日、夕食後に花火をやりたいと言い出し、昔同様庭先で蚊取り線香を焚きながら、3年振りの花火大会(?)となった。孫達も既に高校生なので、今回は火付け役も彼らに任せてささやかな庭先花火に興じた。新たに息子夫婦の2歳の娘も初参加なので、彼女もすっかり興奮した様子。アメリカや、東京では自分の家の前で花火を楽しむなんて事は出来ないから、これが我が家の夏の伝統行事として継承されていくのかも知れない。日頃の憂さを晴らすかの様に、パチパチと美しい炎が辺りを照らした。