「雨の二人」 吉川 正宏

 タイトルだけでなく若者の表情も70年代の歌謡曲風に見えてきました。どこかの観光地なのか相合傘も浮かぬ顔。コロナ禍を特別匂わすこともなく、淡々と写された現在、そして若者の真顔。この、時代と直視する姿勢を評価します。