「お宮参り」 三島市 三嶋大社

        神尾 一  2023年4月9日 撮影

■撮影者コメント
 三島大社へ出掛けたが、紅シダレの満開には未だ早く、境内をブラブラ歩いていたら、社殿の入り口付近で赤ちゃんを抱っこした親子を見掛けた。以前投稿した際にはコロナ真っ只中だったので、記念写真を撮る親達もがっちりとマスクで顔を覆い、何とも味気ない風情であったが、今年は規制も緩和されて、日本古来の伝統行事の雰囲気が漂って居た。お宮参りは室町時代からの行事で、生後一か月位を目途に、赤ちゃんの無事の誕生のお礼と、これからの健やかな成長を願って神様に挨拶する風習だそうで、赤ちゃんの父親と、父方の祖父母で参拝するのが正式らしい。産後間もない母親は体力的な面と、血を伴うお産は不浄なものとされ、参拝を控えた方が良いとされている。今から見ると、ひどいセクハラだが神様への敬いの気持ちが、今よりも強かった為であろう。晩春のうららかな日に、微笑ましい親子の姿を見てこちら迄嬉しくなった。