「ゴジラ来襲!」 沼津市内

     神尾 一  2024年3月30日 撮影

■撮影者コメント
 最近町のあちらこちらにゴジラのポスターが張られて居るので、『ゴジラ-1.0』を見て来た。アメリカのアカデミ-賞(CG部門)受賞前から世界数十か国で上演されて居り、国内でも昨年末には上映が終わったが、受賞が決まるや、再上演する映画館が急増している。ゴジラは久し振りに見たが、本編は予想以上の素晴らしさであった。大ヒットの理由は、CGもさることながら、時代設定が昭和20~25年頃、日本が敗戦による壊滅的な状態から復興へ向かう途中である事や、主役はゴジラではなくて、その頃の苦しい生活に喘ぐ市井の人々の暮らしが主題である事であろう。テーマは命の尊さ、戦争の空しさ等明確であり、写真同様に、映画でもはっきりとしたテーマがいかに大切かという事を学ばされた。今の国際情勢を鑑みると、この日本語の映画が何故世界各国で人気かが分かる。因みに、-1.0(マイナスワン)の意味は、戦争でゼロの状態になった日本が、ゴジラによる壊滅的被害で、0以下のマイナスになったとの意味。