「リハーサル」 沼津市 城岡神社
神尾一 2024年9月8日 撮影
■撮影者コメント
沼津は昔から商業、軍事の要衝の地であった為、武田勝頼が築いた三枚橋城はその後も徳川幕府の老中が城代を務め、明治維新まで沼津城として存続した。今年はその場内に東照宮から分院した神社の創建200年目に当たる年だそうで、何時にもまして境内の中は張り詰めた空気に包まれていた。この日は本祭りの前日で、神主さん初め、巫女さんや氏子さん達が熱心に舞いや、合奏の練習に励んでいた。舞い手は神主さん達か務めている様だが、雅楽奏者も数人いて、笙 (しょう)、篳篥 (ひちりき)、笛太鼓の伴奏つきであった。神官の立ち居振る舞いに関してもかなり厳しく何回もやり直をしており、中々巫女さんの舞までには行きつきそうもないので、途中で失礼した。我々が知らない所でもこの様にして伝統行事が受け継がれていくのだと、改めて頭が下がる思いがした。