「母の手」 吉野敦巳

 選評 : 全日写連 関東本部委員 藤田寛司

 ある家族の何気ないひと時である。3人の関係も良く解る。優しい母の顔、なすがままの男の子、それをチラッと見ている女の子。どれも味わいのある表情でそれぞれの役割を演じている。画面は母親の白い服が大きく面積を占めているが、白い服のデテールが良く出ていて美しい。またこの洋服で邪魔なものを隠しているので、上手い構成となった。スナップ写真として秀逸である。