「カップル」 鈴木 茂

 講評 : 全日写連関東本部委員長 江連康晴

 この作品は、修善寺を訪れた際に偶然出会ったワンシーンを切り取ったものだと思います。足湯に浸かっている旅行者たちの姿がとても自然で、旅先ならではのリラックスした空気がよく伝わってきます。手前のカップルはスウェーデンから来た旅行者とのことで、隣にもアジア系のカップルが座っています。修善寺には海外からの観光客も多く、国籍の違う人たちが同じ足湯でくつろいでいる光景がとても印象的です。特に、足を湯から上げて少し冷ましているような仕草や、2人が温かいコーヒーを手にしている様子が、旅のひとときを楽しんでいる雰囲気をよく表しています。 会話を交わしながら穏やかな時間を過ごしている様子が伝わり、見ているこちらまで温かい気持ちになる作品です。