第56回静岡県写真展終わる

■伊藤康雄関東本部委員長をお迎えして西川祥一県本部長は仕事の関係で欠席されましたが、伊藤康雄関東本部委員長をお迎えして、10月23日午後2時より、「第56回静岡県写真展」の表彰式が行われました。伊藤さんはご挨拶の中で、心に留まった作品としていくつかの展示作品を取り上げ、写真には色々な写真があってよいことを楽しく話されました。また、中村勝利県本部委員長からは、この写真展が多くの会員の手弁当で成り立っていること、協力していただいた各支部、そして会員のみなさんへの感謝が述べられました。また、審査員の大西みつぐ先生の総評に触れ、モノクロ写真は、カラー写真をただ単に白黒に変換すればそれでよいと言うものでは決して無いこと、またプリントについては、伝統的な「静岡県のモノクロの美しさ」をもっともっと学んでいこうと話されました。さらに、組写真については、撮影者の思いこそが大切で、撮影者が自分で組んでみることによって、写真の技量も向上していくし、そのことでより新鮮な組写真が生み出されるのではと話されました。

■入選、入賞者一人ひとりに賞状、賞品が表彰は、カラー写真、モノクロ写真、組写真という順に行われ、プレゼンテーターを、関東本部委員長、県本部委員長のお二人のほか、関東本部委員で県本部顧問の薩川高宏さん、柴山健一さんが勤めてくださいました。関東本部委員の畠仁史さんは、体調を崩されたということで欠席のご連絡をいただきました。

■6日間、約700名の来場者県下最大の公募写真展である「静岡県写真展」ですので、もう少し来場者があってもといつも期待しているのですが・・・。日曜日であり、表彰式のある最終日こそ200名以上の方で賑やかな会場となりましたが、平日は100名足らず。また、県下の西部とか、東部での開催を希望される声もお聞きします。それも含めて、会員みなさんで知恵を出し合っていかなければならない今後の大きな課題の一つです。

■ 来年、「第57回静岡県写真展」は、10月29日から11月4日に決定!会場のグランシップ展示ギャラリーを確保するのはなかなかたいへんなのです。県の企画展が次々と入ってくると、一般人の借りる日が極端に制限されてしまうのです。なんとかならないものかと、憤りさえ感じています。来年はよしとして、再来年は、どうなることやら・・・。来年度は、「静岡県写真展」が秋にずれ込みますので、秋季大撮影会も開催時期を早めなくてはならないでしょう。

■ 次の事業「秋季大撮影会」と「新春写真講座」に、ご協力を!多くの会員の参加によってのみ成り立つのが県本部の事業です。それこそ、何もかもが手弁当です。支部に所属している会員だけでなく、個人会員のみなさんにも、協力を呼びかけます。さらに、写真を愛する一般の方々の参加を強くお願いする次第です。ご一緒に写真を楽しみましょう。

(事務局長 中村明弘)

賑やかな最終日

表彰式に参集されたみなさん