「 路傍の紫陽花 」(3枚組) 藤田 寛司

選評: 総本部顧問 日橋 義雄  

 的を絞っている紫陽花の情景が面白いほど変化に富んでいます。中の作品は堂々とした咲きっぷりで見事です。そして左端は古い車が放置されている右側に紫陽花が咲いている。これは面白い。また右端は踏切の片隅で咲いている。これも面白い。両端のおかしな光景の所があって真ん中にまともに咲いている紫陽花を入れ、興味を持てるものにしている。題材はどこにも転がっていると云う一品であります。