全日本写真連盟賞 「最高潮」 大石 薫

講評 : 斎藤康一

 御輿を担ぐ人のアップは難しいものですが、角度といい、フレーミングといい、雰囲気も含め、これ以上の写真は見たことが無いような気さえします。絞り込み方、光もぴたり。カメラを構え目の前を通り過ぎて行く瞬間なので、在る程度の予測はできるものの思い通りの表情、これも周辺の人を含めた上なので難しいもの。この作品、お見事です。