「絶叫 応援団」吉川正宏

講評:土田ヒロミ

応援で声を張り上げている。五人五様。顔の表情、身体の動きがバラバラなのだが団結した一体感がおもしろい。短焦点レンズですり寄ったカメラにたいして少年たちは反応して、試合に向かう顔とカメラに向かう顔とが生まれることになった。それを引き出した柔らかい作者の現場の身体の動きがいい。