「男気」 古澤正宏

講評 : 土田 ヒロミ

 降り掛る火の粉を、微動だにせず浴びて発火続けている男。望遠系レンズで絞りを浅くして捉えているので、手前のシャープの火の粉から、奥のアウトフオーカスの火の粉まで、それたが空間を作りだす効果となり、人影がシルエットを越えた。