「浜辺の町」 大石 薫

講評 : 土田 ヒロミ

 少し離れた位置から、水際を行き来している大人たちの様子を傍観。対象と積極的に拘わろうともせず、彼達の気だるいような動きに合わせたカメラワークがおもしろい。子どもが去った晩夏の風情が伝わってくる不思議がある。