「福を招く」 富士市吉原

神尾 一 2018年2月 撮影

■撮影者コメント

昔は“毘沙門さん”と言えば寒風吹きすさぶ冬の夜のイメージだったが、今年は意外に暖かく客も少なかった。そんな中、何時もは商品が売れてしまい残り少ない熊手や、飾りが沢山飾られていて何時もよりも豪華な感じがした。カメラを手に、店先でボーッと立っていたら、幼女を抱えた親子連れが買いに来て、店の人と値段交渉を始めた。そう言えば、私も60年以上昔、初めて“毘沙門さん”に来たのは父親に手を引かれてやって来たのが始めだった。この女の子が大きくなった時も変わらずこのような光景が見られる事を願い通シャッターを切った。