「霧の郡上八幡城」 石川 一見 

選評 : 全日写連関東本部副委員 山田 康

霧の中に浮かぶ白亜の城。 霧と城は何故か相性の良い被写体となります。白壁の城が霧の白さに負けずくっきりとその存在感を示しており、力強く、威厳に満ちた構築物として美しい作品に仕上げています。 城を中心として周囲の霧が僅かに色彩を帯びて幻想的な風景に思わずロマンを感じる写真です。 背景の緑なす山々も彩りとして城をさらに引き立たせる効果になっており、大変素晴らしい作品です。 良い機会に巡り合わせました。