「ぼくのともだち」 池田 三吉

選評 : 全日写連総本部顧問 日橋 義雄

「ぼくのともだち」とした題名、これは賢明でした。またこの犬を撮るには皆さんも十分察していると思うんです。犬でも子供でも そうなんですが、この犬の目線ですね。うー んとカメラを低くするわけです。そうする と傑作が撮れるかどうかは分からないけど、 まぁ犬の目線にするのは良いんじゃないかな と言うことです。この作品の内容はまさに犬の目線で決めてますね。そしてその内容なんですが、子供さんと犬の目線が合っている感じ、感じと言ったのは細かく見ると、 子供さんの目線が少々ズレているかな?しかし、富士山が後ろの方に見えていますね。 この環境をうまく伝えて、子供さんが良い顔をしていますよ。で、そちらの方に犬が顔をぐっと向けて眺めてる。とても良い情景、心温ま る内容だなぁと思います。