「 露 」 河原崎 久和

選評 : 全日写連関東本部副委員  山田 康

 水玉は表面積を最小にするという自然の摂理から出来るものですが、単なる水の塊でなく、出来る環境により多様な姿となって存在します。小さな昆虫が水玉を飲んでいる姿、蜘蛛の巣の水玉が赤い色を発しているような姿、ハスの葉に出来た水玉など水玉を良く観察してその豊かな表情を見出し組写真に纏めあげています。身近な現象をじっくりと観察する姿勢が表れて印象深い作品になりました。