「一人酒?手酌酒?」 沼津市 

     神尾 一   2020年10月 撮影

■撮影者コメント
 カメラを持って夕食の食材を買いに、沼津駅前の商店街を通りかかったら、一人の老人が小さな飲み屋の店先の椅子に座って酒を飲んでいる光景に出くわした。この辺りは駅に近く、4月頃の緊急事態宣言が出ている頃には結構若者達で賑わって居たが、今では逆に人通りもまばらで、周辺の小さな飲み屋の何軒かは閉店してしまい店先に客がいる事が珍しい程に変貌してしまった。これも政治家たちが言う処の“新しい生活様式”が浸透してきた証か?“コロナ”の感染拡大防止には勿論気を付けなければならいし、協力も厭わないが、私には、この老人が自分の居場所が無く、さりとて親類縁者にも迷惑をかけるわけにもいかず、仕方なく、街の飲み屋で酒をあおっているように見えた。人は周囲の人間との繋がりを断って一人では生きていけない。” Go to トラベル ”  ”Go to イート ” 何ぞと言う愚策を打つ前に、政治家たるもの英知を集めて早急な予防薬、治療薬の開発が推進出来る様に全力を挙げるのが先ではないか。