「小さな商い」  沼津市内

     神尾 一  2021年4月4日 撮影

■撮影者コメント
 散歩の道すがら目にした光景。何をしているのかおばあちゃんに訪ねたところ、『土日、祝日はこの駐車場が開いているので、おじいちゃんが開いた干物を天日干ししている。』との事、散歩は平日が多かったので、道路の反対側に小さな魚屋が有る事は知って居たが、何年も通りながらこんな所でアジやサンマのヒラキを干している事は初めて知った。干物は沼津市を代表する特産品だが、港近くの干物屋はメジャーになり過ぎて、大型の冷凍庫や、冷蔵庫を使って居るので、この様な天日干し風景は最近では殆ど見かけない。それにしてもこのおばあちゃんは80歳過ぎだそうだがえらく元気で、後日写真を渡しに行ったら、撮影数日後に階段で転んで捻挫したとかで、お孫さんと思われる若い女性がスマホを見なら椅子に座って天日干し作業をやっていた。後継者も育てて地道な商いに励むおばあちゃん、昭和生まれの女性は強い!