「ささやかなSDGs」 沼津市

      神尾 一  2021年7月 撮影

■撮影者コメント
 最近、国会議員の先生?方が、背広の胸元の襟付近に、虹の様は配色の円形のバッチを付けているのをご覧になると思うが、これが、SDGs(エス・ディー・ジー・ズ)のシンボルマークで、持続可能な開発目標と言う意味で、2015年の国連総会で採択され、2030年までに17の目標を達成しなければならない。つい最近の熱海市伊豆山周辺での大規模な土砂崩れや、九州、島根、広島などの豪雨災害等を引き起こす、地球温暖化防止対策の一環である。全部で17の項目が有るが、日本は僅か一つの項目しか達成して居らず、156か国中15位と言う体たらくである。自動車の排ガスによる大気汚染や、ペットボトルの廃棄に伴う海洋汚染等々色々な要因が有るが、日本は自動車の排ガス規制に関しては、ハイブリッド車の開発や、電気自動車の開発、実用化は早かったが、今ではこれもEUや、赤い覇権国家に追い越されそうな状況である。
そんな中、数日前に沼津駅前のバス停に見慣れぬ形のバスが、止まって居り、何だろうと、近づいてみたら、以前、2018年10月に、”静岡の今”へ、『未来へGO!』と言うタイトルで投稿した電気自動車のバスが実用化されて、現在、沼津駅と沼津港の間を商業運行しているとの事であった。試験車両はタイヤが6輪だったが、実用化されたバスは、これよりも大型化され、8輪タイヤで、緑色の営業車ナンバーで、通常のバスと同じ停留所からの発着である。このコースなら、今のAI技術をもってすれば無人運転も可能であろうが、今はまだワンマンカーである。何れにせよ、一歩一歩でもSDGsの達成目標に向けて地道な努力を続けて行く事が我々孫世代への大切な贈り物となろう。