「盆供養」 沼津市内

   神尾 一  2021年7月15日 撮影

■撮影者コメント
 静岡県内にも”緊急事態宣言”が発動され、益々出歩く事が困難な状況になった。夏と言えば、一年で最も華やかな季節なのに、夜店どころか、花火大会も祭りも、無く、夏らしい事は何一つ味わえなかった。静岡県に限らず、京都五山の送り火も形ばかりの寂しい物で、季節の移ろいが全く実感できない。それらに加え、政治の世界はと言えば、何時まで経ってもコロナ対策の中、長期の戦略も明示できずに迷走ばかりで、苛立ちは募るばかり。我が家の盆供養も、2年前までは、アメリカの孫達が滞在しており、彼らの友達も来て、線香花火などに興じて華やいだ雰囲気が有ったが、今年は孫達の来日叶わず、老夫婦二人だけのヒッソリとしたお盆となった。今年唯一夏を感じさせてくれたのは、我が家の庭でミンミン、シャーシャーとうるさい位に泣いて居たセミの声位か。”お盆”と、言う言葉は秋の季語らしいので、これで文字通り我が家の夏も終わりだ。