「親愛なる視線」  加藤 利光

選評:全日写連関東本部副委員 神尾  一

相良の草競馬での撮影と言うから、厩舎の辺りで、馬の様子を見ている少年とこれから出場する馬達であろうか?今にも走りだしそうな迫力の有る出場馬達の姿態と、それを優しく見守る少年の仕草が実に良く表現されている。構図の旨さと、シャッターチャンスが実に巧みで、ここ一発に掛けた作者の緊張感と高い撮影技術力が伝わって来る秀作である。