「宇宙遊泳」  井上拓弥

 雲一つない青空を背にポーズを取って浮かぶ姿が良いですね。会場でも重力に反して長時間浮遊する姿はかなり目立っていたのではないでしょうか。世界中の路上で見かける大道芸ですが、作者が臆することなく近づいたことで演者を刺激し、表情豊かに、アクションもより大きくなったことが容易に想像できます。そこを広角レンズで見上げるように撮影したことで演者の存在感と浮遊感の演出に成功。見事インパクトのある一枚が生まれました。