「炎の花」  加藤洋一

 熱を感じます。「火」を扱うパフォーマンスは大道芸でも特に目を引きますが、暗い時間帯だと迫力がより増加。作者も大胆な構図で「火吹き」パフォーマンスを活写したことで肉眼では見えにくい一瞬の炎の形の面白さを描いています。タイトルに「花」をつけたこともなるほどと思わせる工夫があり評価できます。ただ、単写真だと単調な印象を受けやすいイメージのため、組写真の中の一枚にした方がこの作品をもっと輝かせることができそうです。