「大社の春」  塩川聡

 選評 : 全日写連関東本部委員 中村明弘

 神社境内の桜の下に集まった人たち。その人たちの偶然の配置が、画面の中である種の美を作っている。特に巫女さんが入ったことで印象的になった。その巫女さんの後に続く正装した父親、手前の乳母車の女性、右側の桜を指さす子、その子を抱っこしようとする男性などなど、見ていて飽きない。画面の左右を少し詰め、それに応じて上も少し詰めてみたい。そうすると、人物群の面白さがもっと伝わるかもしれない。