総評 : 審査員 勝又ひろし(前全日写連総局事務局長)

 コロナ時代になってから、決められた日に参加者が一斉に集まり、限られた時間の中で行うのではなく、一定の期間内に大まかに指定された場所で、参加者が自由に撮れるスタイルの撮影会が増えてきました。制約があまりないように見える後者のほうが撮りやすいようにも思えますが、いつでも何でも撮ってもいい、というのは逆に難易度が高いと思います。今回の撮影会も、皆さんが苦心している様子が作品からうかがえました。様々な場所を巡って多くのシャッターを切っていらっしゃると思いますが、「とりあえずなぞっただけ」という印象の写真が多いと感じました。候補地を一巡して、ここはと思った場所にじっくり腰を据えてシャッターチャンスを待つ、という方法がいいのではと思います。
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審査風景

入賞者一覧