「春の音色」 鈴木辰彦

講評 : 大西みつぐ

 タイトルのように音を感じます。まるで環境音楽を聴いているかのような心地よさです。水という被写体ならではのイメージに加え、美しいボケを基調としてシズル感を巧みに表現しています。花びらを一枚浮かべて?あるところもうまいです。3枚のバランスがこれでよくとれました。すべてセンスの問題です。そこにはそれこそ「音楽」や「文学」などの素養も関わってきます。作例写真だけを頼ってはダメだということなのです。