「ひとりぼっち」 青木 照美

選評 : 関東総本部理事 林 喜一

なんとも不気味な写真である。どこかの公園であろうが、夕暮れ時の光がきれいである反面、女児ではなく少年であることや、バックの蛸や木々のなんともいえぬ不気味なトーンが不安を感じさせる。これを更に良くする為には、自分の見せたい所を見せるように仕上げるように、後方の立ち木はカットして少年の影をもっと強調すると良い。何れにしても心象的な優れた作品である