「我入道夏場所」 沼津市我入道(八幡神社)

工島 勇 2012年8月26日撮影

■撮影者コメント

炎天下の砂浜の土俵で、四股を踏む元気な子供たちの成就祈願の奉納相撲大会です。

<関東本部委員より>

・相撲人気は今、どうなのでしょうか。ここには、「成就祈願の奉納相撲」という神事として大事に残っています。大きな青空と白い雲、連なる白いテント。万国旗ならぬ、これは団体旗でしょうか、暑さを吹き飛ばすさわやかな風にはためいています。子どもたちにかける大人たちの願いが、こうして町の行事として今も続いている光景に、こちらの気持ちまでさわやかなります。

(県本部 中村明弘より)

工島さんの2枚目です。私の小学生の頃、町内対抗の子ども相撲大会というものがありました。夏休み、暗くなると、お茶工場の空き地に作られた土俵を照らす裸電球の下に集まって「稽古」が連日行われました。元相撲取りだったというおじさんが来て「胸を貸して」くれました。お相撲さんだったにしてはおなかが出ていないなと思った記憶があります。おじさんのふんどしは幅の広い、テレビで見たことのあるものでした。自分のふんどし姿に恥ずかしいという思いがあったかどうか覚えていませんが、写真のこの子たちは「「凛々しい」姿でがんばっていますね。なつかしく、思い出します。

撮影は2012年とありますが、この辺は幅を持っていただいて結構です。「今」が写っているなあ、と思われたら、どしどし応募してください。その写真から、「今」を、そして「昔」を、そして「これから」を感じてください。

そんな写真が100枚も、200枚も集まったらいいですね。静岡県の東からも、西からも、そして海辺からも、里山からも・・・・。待っています。

 「我入道夏場所」  工島 勇