全日写連賞  「雨やどり」 鈴木静子

選評 : 宮嶋康彦

 祭の写真は華美になり過ぎるが、この作品は抑制の美が表出された。何よりもモノトーンのコントラストが美しい。鈴木氏は、祭の華やかな色彩よりも形を表現しようと考えたのだろう。その意図は美しさをともなって伝わってくる。