「東京裏通り」 樋田 進

選評 : 全日写連総本部 日橋 義雄

東京の品川には、まだまだ旧態依然とした昭和 いや明治の雰囲気が残っている所があります。それでこの作品なんですが、いずれ壊されてしまうであろう建物見つけ出してレトロな雰囲気を出した表現が出来た組写真にしています。その中で両サイドの作品の状態を見ると後方にチラリと現代的な建物が見えるんですよ。この古い建物を現代的な建物に比較してサイズを拡大すると、目立って見えてくると思います。まあ偶然とってしまったのだと思いますが、その点面白く拝見できました。