「片隅」 小林一久

 これはもう、この光のたたずまいにただただヤラレてしまう。定番的な作品で、選ぶのにはチョッピリ悔しい気もするが、モノクロームの醍醐味ここにありという感じで、眼の快感には逆らえない。